[名称・概要]
源巣体 げんそうたい
源操術の行使に必要となる源と術式を封入した物品。
その素材と形状は様々。
[説明]
・源操術はその修得と行使に年月や技量を必要とするが、源巣体は源を扱う「源操力（げんそうりょく）」が弱い者であってもその力を簡便に引き出すことができる。
破壊力を発揮する軍用品のほか、「灯りを点ける」「衣類を浄化（洗濯）する」といったシンプルな能力と源が込められた源巣体がコモディティ化している。
術師が術行使の補助として用いる触媒から、源を動力源とする「仕掛け物（しかけもの）」まで、現代社会において源巣体が活用されていない場面は少ない。
●仕掛け物 （しかけもの）
・源巣体を動力源として作動する機械や器具。
源巣体は単体で術の効力を再現する物だが、仕掛け物は源巣体の力で作動する機構を有する物を指す。
例） 源巣体によって弾薬を飛ばす仕掛け弓など。
車に該当する「駆け駒（かけごま）」、浮いて走る「浮き駒（うきごま）」など。
クレーンやショベルカーなど、現実世界における重機に等しい物など。
→ 用語 | 仕掛け物
[作者より]
ある段階まで体系化されたものは、それらをより簡便に活用できる道が模索され、発展・普及するという流れに至ります。
【エンドレス・ヴァース】の世界では源を利用する源操術が体系化され、さらにそれを扱いやすくするために源巣体という物が生まれたようです。
