●ギュスターヴ・レイモン・グランベルタン (Gustave Raymond Granbertin 名ミドルネーム姓)
・グランベルタン家の次男
・翡翠眼(深緑)、三十九歳
・髪と髭の色:黒
・家を存続させることはすべて兄であるリュシアンに任せ、自分は放蕩三昧の生活を送っている。
芸術を愛し、「芸術の守護者」(パトロン)としては信頼されている。
・自身も絵画を嗜むが、才能がないと自覚している。
それ故に「自分の理想を体現し得る」芸術家を支援している。
・兄であるリュシアンの身を案じ、(表向きは「兄に何かあると自分が今のような生活を続けられなくなるから」)彼を守ろうとする。
・名は画家のギュスターヴ・モローから
●リュシアン・アリオン・グランベルタン (Lucien Arion Granbertin 名ミドルネーム姓)
・現グランベルタン家当主。
・翡翠眼(深緑)、四十三歳
・髪の色:黒(ところどころ白髪あり)
・陰鬱な顔立ち。
・領地に関わる諸問題、そして弟のことで日々頭を悩ます。
・未婚。
●アーロン・ベルトランド (Aaron Bertrand 名姓)
・グランベルタン家の執事。ギュスターヴについている。
・陸王人の中年男性。四十歳。
190cm近いジンガッシュと肩を並べるほど大柄。逞しい背中と肩、腕。
・暇さえあれば肌を焼く。
「光神信仰者ではないかというほどに太陽が好き」
その代わり雨の日はちょっと憂鬱。
・波打った黒髪。黒い瞳。
・元アリア衛士団、第十三遊撃小隊副隊長。
レスリーティ隊長と部隊の半数を失った『魔女の誘惑』の後、アリアを離れて故郷のクロリアへ戻る。
その際、隊長の娘である双子のモルガーヌとエメリーヌの後継人となる。
・ギュスターヴと歳が近い(アーロンのほうがひとつ年上)こともあり、忌憚のない意見を述べる。
主人と執事という一線は敷いており、敬語は忘れない。
・拳闘に加え、火と風の精霊術に長ける。
曰く「特別な武器を必要としない利点は数数え切れんのでな」
・武器は特殊な変形篭手。
アリア衛士団の現役時代は長剣も用いたが、向いていなかった。
・『火拳(ひけん)』で拳に火をまとい、それを放つこともできる。一回で2スタック。(両拳分)
●モルガーヌ・レスリーティ (Morgane Leslietie 名姓)
・グランベルタン家の執事。ギュスターヴについている。
・翡翠眼の若い女性。エメリーヌの双子の姉。
・水の精霊術の使い手。
・黄緑色の瞳、蒼黒い髪。
・無口で事務的。
・歴史的遺物とその研究に造詣が深い。
●エメリーヌ・レスリーティ (Emeline Leslietie 名姓)
・グランベルタン家の執事。ベントレンの邸宅を見張るため、付近の森林に詰めている。
・翡翠眼の若い女性。モルガーヌの双子の妹。
・スタンガンに該当する仕掛け物短刀を持っている。
・飛び道具は使えるように見せかけているが、実際には特別上手いわけでもない。
モルガーヌ曰く「狙いが雑」だから。
・隠密行動に役立つ風の精霊術を身につけている。
『無音』の精霊術。
身を隠し、接近してからの一撃が得意。
・年齢はラネッタ(二十歳)より下。
・黄緑色の瞳、蒼黒い髪。
●ベントレン・カシオッタ (Bentlen Cashiotta 名姓)
・グランベルタン郡の元老院(上院)議員
・翡翠眼
・家名は菓子折りから
・裏社会に通じ、強引な手段で土地の権利をせしめている。
「戦後の混乱に乗じて弱者の苦しみを顧みず権力の拡大に執心する男」
・群の再開発計画をグランベルタン家に持ち掛ける。
・デジレーという妻がいる。